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マーケティング手法として今や欠かせない存在になっているのが「SNSマーケティング」。
TwitterやInstagram・Facebookなど、利用者も増加しており、日常的に情報収集するツールとして必要不可欠となっています。
ですが、必要だと理解している反面、効果的な運用方法が分からない・活用できていない方も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は弊社のTwitterを毎日3投稿している私が、SNSマーケティングの重要性と実際に運用してみて感じたことを交えて分かりやすく解説します。
SNSマーケティングとは?
「SNSマーケティング」とは、名前の通りSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を用いて行うマーケティング手法のことを指します。
SNSツールを通して自社の商品やサービスの良さや魅力を消費者に伝えることで認知拡大や購買に繋げていくデジタルマーケティングとも言えます。
内容は後ほど詳しくご紹介しますが、SNSのアカウント運営・キャンペーン・広告運用・インフルエンサーを起用したマーケティング活動などが挙げられます。
近年、企業と消費者が繋がるチャネルとしてSNSマーケティングを導入している企業が増えており、効果的なSNSツールを組み合わせて効果的なマーケティングが図れるだけではなく、分析ツールも備わっているので課題改善に繋げやすいなど、多くのメリットもあります。
まだSNSを活用されていない企業様は、ぜひこの機会に検討されることをオススメします♪
SNSマーケティングが注目されている背景
SNSマーケティングが注目されている背景には2つの理由が挙げられます。
【理由①】インターネット利用者の増加に伴うSNSの普及
総務省の令和2年通信利用動向調査によると、全年齢でSNSの利用率が増加しており、消費者にとってSNSは身近なツールと言えます。
SNSを開けば受動的に情報が得られるので自ら調べて情報を得る機会が減りつつあり、実際に検索エンジンよりもSNSを使って調べ物をする方も増えたのではないのでしょうか。
自社の商品やサービスもSNSを通してアピールすることで、より消費者に見てもらいやすくなります。
【理由舞②】「ミレニアル世代」や「Z世代」が働き盛りである
ミレニアル世代とは、1980年代から1990年代前半に生まれた層のことで、Z世代は1990年代後半から2010年前後に生まれた層を指します。
ミレニアル世代は「デジタルパイオニア」、Z世代は「デジタルネイティブ」とも呼ばれており、特にデジタルに当たり前のように囲まれて育ってきたZ世代はインターネットやSNSなどのデジタルメディアに強く、情報を吸収しやすいと考えられています。
SNSの種類(LINE・Twitter・Instagramなど)
ICT総研の2020年度 SNS利用動向に関する調査によると、4,400人のアンケート対象者のうち、8割以上の人が「人とのコミュニケーション」を行う目的でSNSや通話・メールアプリを利用していると回答しました。
特にサービスの利用率が高いツールとして、
LINE・・・77.4% Twitter・・・38.5% Instagram・・・35.7% YouTube・・・23.2% Facebook・・・21.7% TikTok・・・8.1% Skype・・・7.1% |
という結果になりました。
SNSマーケティングでは、ツールごとに特徴やメリットが違うのでそれぞれの企業の戦略にマッチしたSNSを組み合わせて活用していくことが求められます。
例えばTwitterは無料でアカウントを作成することができるのでコストを抑えて運用できますが、拡散力が高いので炎上のリスクがあり、話題に上がるような充実したコンテンツが求められます。一方、LINEは公式アカウントを開設する必要がありますが、ユーザーと個人的にやり取りができたり、頻繁に見るツールなどで見てもらえる可能性が高くなるというメリットがあります。
これらのように、それぞれのSNSにはメリットやデメリットがあるので、機能や仕組みを理解した上で効率よく運用していきましょう♪
SNSマーケティングの4つのやり方
SNSマーケティングの手法には、以下のような方法があります。
最初から全て取り組もうとするのではなく、企業の集客目的に合わせて組み合わせて活用していきましょう。
①アカウントの運用
自社の公式アカウントを作成して商品やサービスの魅力を発信、ユーザーとコミュニケーションを取る手法です。
ユーザーとの距離感が近く、リアルタイムで発信することができるので効果的なタイミングで発信することでより拡散などでより多くの人に投稿を見てもらう機会が増え、エンゲージメントを獲得することができます。
他のSNSや自社ホームページの問い合わせに飛ばすこともできるので、工夫次第でより効果的な施策ができます。
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②キャンペーンの実施
自社の魅力が伝わるテーマのキャンペーンを企画し、自社アカウントをフォロー・ハッシュタグなどをつけて投稿を拡散してもらう手法です。
すでに自社の商品やサービスを利用いただいているユーザーだけではなく、キャンペーンをきっかけに知り、商品を購入してもらえることもあるので、認知拡大に効果的です。
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③広告運用
SNSを見ていると、自分がフォローしているアカウント以外の広告が出てくることがありますよね。
これはSNSに広告を出すことができるシステムがあり、目に留まりやすいというのもメリットです。
広告のメリットは、例えば「〇〇県に在住の20代女性で美容に興味がある人」など、移住地や年齢・性別・趣味などをセグメントを細かく設定できるので、より精度の高いターゲティングができます。
また、企業がフォローして欲しいアカウントに直接アプローチすることができるので、より認知を増やしたい時に活用するのがオススメです。
④インフルエンサーを起用したマーケティング
テレビで「インフルエンサー」という言葉をよく耳にしますが、SNS上で影響力の高いユーザーに自社に商品やサービスの魅力を紹介してもらう手法がインフルエンサーマーケティングです。
インフルエンサーをフォローしているユーザーに見てもらうことができるので、自社のアカウントのみで運用している時より情報が広がりやすいというメリットがあります。また、実際にインフルエンサーが商品やサービスを使った上で情報を共有しているので、信頼感や説得力が増すことも魅力の1つです。
SNSマーケティングの導入の流れ
SNSマーケティングの流れは、おおむね次のような手順で考えられます。
- SNSマーケティングを行う目的を決める
- 利用するSNSを決める
- 目的達成のためのKPIを設定する
- 担当者の決定・コンテンツ制作など体制を整えて運用する
- データから分析を行い次回の施策に生かす
SNSマーケティングで大切なのは、見てもらえるように常に工夫すること。
より多くのユーザーに認知してもらえよう、ユーザーの反応がいい投稿・よく見る時間帯などを分析し、改善をしながら効果的な運用を務めていくことでよりユーザーと良い関係を築くことができます。
SNS担当者が実際に運用してみて感じたこと
8か月間、Twitterを毎日投稿している私がSNSを運用する上で特に大切だと感じる点は、「差別化」です。
発信するコンテンツが魅力的でなければフォローしたいという気持ちにはなりませんよね。
企業の良さや魅力を知ってもらいたいという気持ちは皆同じです。近年では同じようにSNSを運用している企業が増えてきているので、ただ更新するだけではなく、いかに「差別化」して運用できるかがとても大切だと思います。
プレスリリースのような商品やサービスの宣伝だけでは大きな拡散は望みにくいという面があるので、ユーザーの興味を引き付け、シェアしたいと思われる投稿にするために投稿の内容やタイミングを工夫しましょう。
当初、私も「とりあえず毎日自社の宣伝をしておけばよい」と思っていましたが、それだけではユーザーの興味を引き付けることは難しく、毎日3投稿のうち、2投稿はユーザーとコミュニケーションをとるためのカジュアルな投稿に変更しました。
また、投稿時間もバラバラでしたが、予約投稿ツールを用いて毎日同じ時間に更新できるようにしました。
また、SNS運用はすぐに結果が出るものではないので、長期的に運用していくことが求められます。そのためには、「問い合わせ数を〇〇%増やす」「SNS経由の受注を〇件増やす」など、ゴールを設定が必要です。
ただ更新すればよいのではなく、ユーザーの反応や分析結果から改善点を見出し、より効果的な運用に活かしていくことの切り替えがとても大切だと感じているので、競合会社のアカウントを参考にしたり、分析ツールなどを活用したりして効率よく運用していきましょう♪
まとめ
SNSマーケティングの基本についてお伝えしました。
SNSマーケティングをこれから導入しようと考えている方、SNS運用にお悩みの方に向けて、このブログを通してぜひ効果的な運用に役立てていただけたら幸いです。