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通販サイトの運営をしていると英語の単語が多くて戸惑いませんか？

今回はEC通販サイトの運営でよく耳にしたり使用したりする用語を簡単に分かりやすく解説します。

使用例も記載しているので、新しくEC運営担当者になった方や新入社員への教育として使用頂ければと思います。

 

EC通販サイト運用で使う用語集

ECサイト

ネット上で商品・サービスを販売するサイトのことです。

ECは英語で“electronic commerce（エレクトロニックコマース）”の略称で、和訳すると電子商取引のことです。

ECサイトと似た意味合いで使わる言葉でeコマース、EC、ネットショップ、オンラインストア、オンラインショップ、通販サイト、通販、ネット通販がありますが、大体同じ文脈で使われます。

使用例）あの化粧品のECサイトすごく使いやすい。ユーザーのことを深く考えて導線設計されているね。

 

 

BtoB（B2B）

企業が企業に対して商品やサービスを販売するビジネスモデルのことです。

BtoB は“Business to Business”の略称なので、これを知っておくと覚えやすいですよね。

B2Bと書かれたりもしますが、同じ意味です。

有名なECサイトに、モノタロウやASKULなどがあります。

使用例）弊社のビジネスモデルはBtoBです。今のクラインアントからの受注をECサイトに移行して効率化を測りたいと思っています。

 

 

BtoC（B2C）

企業が個人に対して商品やサービスを販売するビジネスモデルです。

BtoCは“Business to Consumer”の略称です。

BtoBは取引相手が企業でしたが、BtoCは取引相手が一般消費者（個人）になります。

B2Cとも書かれますが、同じ意味です。

有名なECサイトに、UNIQLO・Amazon・楽天などがあります。

使用例）弊社ではBtoBとBtoCどちらのECサイト制作も請け負っています。

 

 

BtoBtoC（B2B2C）

企業が個人と取引をする間に別の企業が入ってビジネスを仲介するビジネスモデルです。

売りたい企業と買いたい個人をつなぐプラットフォーム事業が該当します。

BtoBtoCは“Business to Business to Consumer”の略称です。

有名なECサイトに、Amazonや楽天、ZOZOTOWNなどがあります。

コンビニや百貨店、家電量販店もこのビジネスモデルです。

使用例）BtoBtoC事業のECサイトって一度は使用したことある方が多いと思います。

 

 

CtoC

個人が個人に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルです。

CtoCは“Consumer to Consumer”の略称です。

有名な企業にメルカリやココナラ、Airbnbなどがあります。

例）最近CMでCtoCの企業をよく見るね。

 

 

DtoC

メーカー自らが商品を個人に販売するビジネスモデルです。

DtoCは、“Direct to Consumer”の略称です。

それまでは、メーカーが商品を販売する際、卸・小売り業者を通していましたが、DtoCでは個人に商品をダイレクトに販売します。
販売はECサイト上で行うのが一般的です。

有名な企業に、男性化粧品の株式会社バルクオムやランドセルのセイバンなどがあります。

使用例）DtoCで事業を展開することにより、お客様に高品質な商品をお手頃価格で提供することができます。

 

 

LTV（読み方：エルティーブイ）

LTVは、“Life Time Value（ライフタイムバリュー） ”の略称で、日本語に訳すと「顧客生涯価値」です。

1人の顧客から生涯に渡って得られる利益のことを指します。

新規客の獲得は既存顧客の維持とコストで比較すると、約5倍かかると言われています。

ECサイトの運営は顧客1人1人と良好な関係を築くことで安定した収益確保につながります。

使用例）顧客のLTVを高める施策を考えよう。

 

 

F2転換率（読み方：エフツーテンカンリツ）

新規顧客のうち、2回目も購入してくれた顧客の割合を指します。

例えば、新規顧客100人のうち、50人が2回目を購入してくれた場合、F2転換率は50%です。

FとはFrequencyの略で頻度を意味し、2は購入回数です。

そのためF3転換率は初回購入してくれた人が3回目を購入してくれた割合を指します。

使用例）通販の売上が伸び悩む時は、まずはF2転換率を確認しましょう。

 

 

アップセル

アップセルとは、顧客が購入した商品と同じカテゴリーで「より上位のもの」を提案し購入してもらう販売手法です。

使用例）お試しセットを購入した顧客をアップセルする施策を考えています。

 

 

クロスセル

商品の購入を検討している顧客に対して、別の商品も一緒に購入してもらう販売手法です。

例えば、ECサイトでズボンをカゴに入れた顧客に対して、トップスや靴を提案し一緒に購入してもらうことです。

アップセルは上位の商品を購入してもらうに対して、クロスセルは購入する商品の関連商品を購入してもらう手法です。

使用例）クロスセルの分かりやすい例としてAmazonのレコメンド機能があるね。

 

 

かご落ち

かご落ちは、ECサイトでユーザーが商品をカートに入れたにもかかわらず購入しないままサイトから離脱することです。

カート放棄とも呼ばれます。

使用例）かご落ちの原因を調べるためにユーザーがどのページで離脱しているか確認しよう。

 

 

LP（読み方：エルピー）

LPは、ランディングページの略です。

ランディングページとは、Webページの中で最初にアクセスされたページのことを指します。

狭義の意味では、ユーザーの行動を促すことに特化した１枚の縦長ページを指し、広告配信の着地ページとしてよく利用されます。

使用例）広告配信の着地に利用しているLPの反応はどう？

 

▼関連ブログ

Web初心者さん向け｜ランディングページ(LP)とは？分かりやすく解説

 

 

LPO（読み方：エルピーオー）

LPOとは、Landing Page Optimaization（ランディングページ最適化）の略称です。

ランディングページに着地したユーザーのCV率を上げるために、ページの途中で離脱しないように改善・工夫するマーケティング手法のことです。

使用例）LPのCV率が低いので、LPOしないといけないね。

 

 

EFO（読み方：イーエフオー）

EFOは、“Entry Form Optimisation”の略称で、入力フォーム最適化のことです。

お客様が商品の注文やメールマガジンの登録時に入力するフォームをストレスなく入力してもらえるよう改善する施策のことを言います。

フォームが見づらい、入力しづらいとせっかく興味をもったユーザーも離脱してしまうためCV率アップに大切な施策です。

使用例）ページの閲覧数は多いのに、CVしていない場合はEFOが出来ているか確認しましょう。

 

 

メルマガ

メルマガは、メールマガジンの略称です。

メールを使って顧客と関係構築を行うコミュニケーション手法です。

ユーザーにメールマガジンの配信許可を得て、企業から商品情報やお役立ち情報を配信できます。

使用例）メルマガの会員数を確認しよう。

 

 

開封率

開封率とは、ユーザーに対して一斉配信したメルマガをユーザーが開封した割合です。

例えば、1,000通送って、100人がメールを開封した場合、開通率は10％になります。

計算式）開封率 = 開封数 ÷（総配信数 – 不達数）

使用例）メルマガの開封率を上げるには件名と配信時間が大切です。

 

 

同梱物

ECサイトで商品を買った時に商品と一緒に入っている挨拶状や商品カタログ、チラシなどを指します。

使用例）同梱物を入れて新規顧客のリピート率向上を目指しましょう。

 

 

オムニチャネル

オムニチャネルとは、企業とユーザーのあらゆる接点（チャネル）を連携させ、顧客にネットやリアルといった購入経路を意識させずに顧客体験を提供する販売戦略のことです。

使用例）私たちは顧客にシームレスなお買い物体験を提供するためオムニチャネルを意識した戦略を立てています。

 

 

コンテンツマーケティング

ユーザーにとって価値あるコンテンツを制作して顧客に見つけてもらい、コンテンツを通して顧客を育成し、最終的にはファンとして定着させる一連のマーケティング手法です。

コンテンツはブログやSNS、動画、メール等が含まれます。

使用例）3年後のことを考えて、コンテンツマーケティングに力を入れようと思います。

 

 

おわりに

今回はEC通販サイトの運用で使う用語集を簡単に分かりやすく解説しました。

新しい用語を調べると今ECサイトで流行っている考え方や流れを学べて、施策の幅が増えるのでオススメです。