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ペルソナがスラスラ書ける具体的な3つのコツ
ペルソナ設定をしようと思っても、一向に筆が進まないことはありませんか?
今回はマーケティング初心者さん向けに書くための3つのコツを紹介します。
コツ1)自分の身近な人を基に考える
ペルソナは、商品やサービスの典型的なユーザー像。
ペルソナを設定するときに悩むのが、自分とペルソナの置かれている状況が違うので、イメージがしづらいということではないでしょうか。
知らない誰かを想像するのが難しいのは当たり前。
身近な会社の人・友人・家族をベースに考えてみましょう。
例えば、弊社のホームページは「最近通販サイトを運営する部署に異動した、男性の担当者」をペルソナに設定しています。
「今まで対面でお客様と接していた営業マンが、コロナウイルスの影響もあり、会社がWeb事業にシフトする中で、営業成績が良かったので部署異動をし、通販サイトの運営に携わるようになった」という設定です。
このペルソナを考える時に参考にしたのが「弊社の営業社員」です。
彼が実際に通販サイトの運営をする部署に異動したら、どこで情報を手に入れ、どう考えて、どういったプロセスで会社の承認を得るかをイメージしました。
一緒に働いている方なので趣味嗜好や関心ポイントがイメージしやすく、「彼が弊社に依頼をしてくれるためには、何が足りないんだろう?」という視点でスムーズに考えることができました。
最初のきっかけとして、「このペルソナのイメージは誰に近いかな?」と探すことで書きやすくなります。
コツ2)実際のお客様と話す、ネットで調べる
既存のお客様向けに商品開発する場合は、直接お客様に話を聞いてイメージを膨らますのが1番早いです。
上位顧客の複数人に話を聞き、イメージを作ります。
新規のお客様向けのペルソナ設定は、見込み客の企業をネットで調べてみましょう。
多くの企業が求人用に社員紹介ページを制作しているので、まずはそのページをくまなく読みます。
求人ページに掲載している社員は、言わば企業の顔。
ペルソナを考える際にピッタリです。
さらに社員紹介ページと一緒に読むと良いのが、お客様の声ページ。
実際にその企業がお客様から支持されている部分を知ることができ、企業や業界への理解が深まります。
クライアントが自分たちに仕事を依頼するのは、クライアントのお客様に支持されるためです。
お客様の声ページは自社のサービスや商品が、クライアントのお客様にどう貢献できるかをイメージするのにも役立ちます。
コツ3)60点で良い、最初からカンペキに書こうとしない
なぜか文章を書く時に、最初からカンペキを求めてしまいがちですが、100点を目標にすると全く筆が進みません。
まずは60点ぐらいで大丈夫です。
足りない部分やもう少し具体的に決めた方が良い部分は、仕事を進めていくと、自然に自分で分かります。
その時に付け足して、サービスや商品のローンチまでに完成させれば良いんです。
まずは作ってみることが大切です。
挫折しそうな時におさらい!ペルソナ設定3つのメリット
挫折しそうな時におさらいしたい、ペルソナ設定3つのメリットを紹介します。
メリット1)目標達成への角度が高くなる
ペルソナ設定、一番のメリットは、お客様に支持されるサービスや商品開発に近づくということです。
誰かの「不」を解決するために商品やサービスはあるので、基盤となる「誰のために」が揺らぐと軸がブレて成果が出にくくなります。
目標達成のためにペルソナは必要です。
メリット2)調整時間が圧倒的に減る
仕事は一人で完結せず、社内や社外の方と協力して進めることが多いですよね。
様々な方と一緒にお仕事をする際に、ぺルソナが無いとチームの意思疎通に時間がかかり、調整に時間が取られます。
同じ会社でも部署が違うとサービスの知識量に差があったり、温度感が違ったり。
こういう歯がゆい経験は誰しもあると思います。
「今回のペルソナはこういった方です、なぜなら●●だからです」というように全員と共有できる資料が1枚あるだけで、圧倒的に調整時間が減り、お客様のことを考える時間に使えます。
メリット3)迷ったときに立ち返る場所になる
チームで仕事をすると、上司から、チームメンバーから様々な意見を頂き迷うことがあります。
こういった場合もペルソナを設定しておくと、軸がブレずに判断がしやすくなります。
ペルソナというお客様を思い出すことで冷静に決断することができます。
ペルソナ設定テンプレート《無料ダウンロード可》
こちらから無料ダウンロードできます。
※パワーポイントで作成。テンプレート・記入例の2種類付き。
ネットで調べると様々なペルソナ設定シートがありますが、項目が多すぎたり、少なすぎたり。
自社にピッタリのテンプレートを探すのは難しいです。
目に留まったものをまずはダウンロードし加工して、作成するのがオススメです。
終わりに
今回お伝えした書くコツはあくまで手法なので、やっぱりペルソナを考えるのには時間がかかります。笑
ただ、考える時間は増えますが、悩む時間は減らすことができます。
今回のブログが少しでも役立てば幸いです。
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