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女性向け広告を得意とするケイアートファクトリーは、美容関連の広告やマーケティングのお手伝いを数多くさせて頂いております。そこで今回の記事では、弊社のマーケティングチームが美容業界における2021年のデジタルマーケティングのトレンドを14コ予想してみました。
ピックアップしたトレンドは、「全く新しい取り組み」ではなく、様々な背景から「以前から市場で取り入れられていたもので2021年に増加しそうなこと」です。2021年のプロモーションを計画する上で参考になれば幸いです。
1.ヘアカタログやファッションスナップの変化
2020年によく売れたものは「マスク」で売れなかったものが「口紅」でした。これは外出時にマスクをするというのはもちろん、『人と会う回数が減った』ということも影響しています。2021年は引き続きこの傾向が続くことが予想されます。この変化に合わせたビジュアル(ヘアカタログやファッションスナップなど)で訴求できれば消費者は自分と照らし合わせてイメージしやすくなりそうです。
- 例:マスク着用に合わせたヘアスタイルの提案
- 例:自宅や近場への外出に対応できるナチュラルメイク
- 例:ワンマイルファッションとヘアスタイルを絡めた提案
2.時短サービスやオンラインサポートの仕組みづくり
「不要不急の外出を自粛」「3密対策」という言葉が世間に浸透しています。人が集まるところに対するネガティブな感情が高まっている傾向です。また同時に「長時間滞在しない」ということも含まれています。長時間滞在する美容サロンの場合、店内の滞在時間を短縮できる仕組みやサービスを導入することによって安心する消費者が存在します。
- 例:オンラインによる事前カウンセリング
- 例:オンラインによるアフターフォロー
- 例:オンラインによるケア・商品などの相談窓口の設置
3.クリーンビューティー(SDGs)
日本はもちろん世界中で、環境の対する意識が高まり、取り組みも増えています。代表的な例は『SDGs』です。国をはじめ、様々な業界・企業で取り組みが増加しており、マーケティングに活かされています。美容業界に置き換えるとクリーンビューティーといった考え方が今後さらに増えそうです。美容サロンの場合、WebサイトやSNSで分かりやすく発信している例は多くありませんが、今後『SDGs』と絡めた訴求が増える可能性があります。
4.インフルエンサーマーケティング
従来多かったインフルエンサーマーケティングは「トップインフルエンサー」を活用したものでした。最近では、「ナノ・一般インフルエンサー」と絡んでUGC(ユーザー生成コンテンツ)を増やし、集客するという流れが増えてきています。安価でインフルエンサーに依頼できるサービスも増えてきています。
5.ECサイトにおける商品ラインナップ
2020年は様々な業界でEコマースによる商品の販売が増加しました。初めてECに取り組んだ美容サロンはもちろん、既存のECを強化する動きも多かった年でした。このEC強化の取り組みは2021年も続くことが予想されます。しかし、ECで売上を確保することは簡単なことではありません。美容サロンがECで成功するためのマーケティングとして、2021年は下記のようなニーズがありそうです。
ヘアケア以外の商品を充実
- 傾向1.自宅時間が増え、美容に対してセルフケアをする需要が高まっています。
- 傾向2.健康関連商品がEC市場でよく売れています。
- 傾向3.ファッションが変わり、メイクの仕方も変化しています。(例:ワンマイルファッション)
6.ECサイトにおける販売方法(LIVE配信)
SNS動画プラットフォーム(YOUTUBEやInstagramなど)が伸びています。2020年にオンライン販売で注目を集めたものが『LIVE配信からの商品購入』でした。2020年は特に「芸能人やインフルエンサーがLIVE配信してアイテムを紹介したものが配信中や直後にすごく売れる。」という流れがありました。2021年はインフラを整備した美容サロンにおいて、取り組みを行うところが増えそうです。
7.ECサイトにおける販売強化/納品可能日と送料
実店舗とECサイトの大きな違いに「購入しても商品がすぐに手に入らない」「送料がかかる」というものがあります。特にECサイトでは『出来るだけ早く納品する』『送料を安くする』設定が重要になります。アイテム数が増加し、ECが活発化した時に、配送業者の見直しや、商品別の配送方法を調整(ネコポス、ゆうパケットなど)する流れが必要になります。
8.商品販売の流れ
異業種では、商品の買い方にも変化がおこっています。従来であれば『お店で買う』『ネットで買う』と分かれていました。しかし昨年から出てきている傾向の1つに『ネットで注文してお店で受け取る』といものがあります。また、店頭で接客するのと同じように『Webサイト上やオンラインで接客する』という流れも定着化してきています。(※チャットツールなどを利用。)オンライン上で接点をもつことで購入率をアップさせる取り組みが重要視されています。
9.続き/資料ダウンロード(無料)
9〜14のトレンド予想に関しては、ダウンロード資料(無料)からご覧ください。
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