代表取締役 谷 和雄
創業から21年。いろんな事がありましたが、この21年で変わったことと変わらなかったことがあります。
変わったところは、まず美容業界を取り巻く環境が大きくあります。「2020 5050」という言葉のとおり、2021年には女性人口の約半分が50歳以上を占めると言われています。この時代の変化に対応し、広告プロモーションのノウハウを駆使し、美容業界初のヘアケア専門店「美髪クリニック®」をオープンしました。これは当社がお客様の求めること・時代の変化に合わせて広告業というワクを超えて真剣に業界のことを考えているためです。さらに今年は、美容業界というワクを超え、飲食事業にも挑戦して行こうと考えております。
そして変わっていないところ、それは「社員第一主義」だということ。弊社の理念でもある「家族」。商品やサービスは時流に合わせて変化しますが、理念は創業当初から一度も変わっておりません。この「家族」の意味は、会社に入社して、一緒に働くメンバーを仲間と感じられるか?家族みたいにお兄さんやお姉さん、そして弟や妹みたいに接することができればどれだけステキなことか。
それだけではありません、もしお客様の経営者が自分のお父さんやお母さんのお店なら、どんな気持ちで接しますか?きっと両親に喜んでいただける仕事をしませんか?それが他人のお店でも同じ気持ちで接する事が出来れば、お客様にとても喜んで頂ける事でしょう。
社会人になると仕事の時間というのは実に長い。実の家族と過ごす時間以上に長い時間を共にします。その長い時間を人間関係で悩むなんてとても辛い事だと私は思います。だから、弊社は社内で人間関係に悩むような事がないように、人の和を大切にしております。会社が社員を大切にすると社員がお客様を大切にしてくれます。今後もこの環境を変える事なく、理念を追求し続けます。
2つの会社が交わることで美容業界の常識が変わる
互いに強みを
活かし合った関係性
Point.01
ケイアートファクトリーは、美容業界専門の広告プロモーション会社として20年以上経営をして参りました。
会社を創業した時に比べて美容業界は年々お客様単価が下がり続け、全国平均客単価は約6,500円台という調査もあり、国家資格を持つ美容師さんの働く環境はあまり良くありません。
客単価が下がる要因は様々ありますが、私はその中に美容室自体が他店舗と差別化しづらいメニュー・技術・商品構成で成り立っているのが一つの原因だと考えています。
例えば、カット・カラー・パーマ・トリートメントは多くの美容室にあるメニューなので、他店と差別化する際に価格を下げて集客する方法が自然に主流となってしまいました。
ただ客単価がこのまま下がり続けると、人口減少の影響も受け美容室での売上維持が益々厳しくなり美容業界全体が厳しい状況になってしまいます。
Point.02
今の時代、日本女性の約60%が40歳代以上といわれています。
そのため我々のお客様である美容室に来店されるお客様もこの年齢層が多くなります。
この年齢層が次に美容室に求めるモノとは?マーケティング調査で見えてきたことは、傷んでしまった髪の艶・張りを取り戻し自分本来の美しさを取り戻したいということでした。
この予測をもとに2015年にオープンしたのが、美容業界初のヘアケア専門店「美髪クリニック®」です。このお店は、店舗で使用するシャンプー・トリートメント・業務用剤に化学的な薬品を使わず、お客様に安全・安心を提供できるヘアケア専門店です。
業界初の取り組みでしたが、20年間で培った広告プロモーション力を基に試行錯誤をした結果、今では1カ月先の予約まで埋まり、お客様の客単価も月平均13,000円台をキープする所にまできました。
客単価が下がり続ける美容業界で全国平均の約2倍の客単価を維持しているこの結果は、
今、大きな自信になっています。
Point.03
「美髪クリニック®」という事業モデルは当初から我々が直営店として全国に展開する目的ではなく、我々を長年支え続けてくださった美容室の経営者と美容師さんの為に提案するモデルです。
今現在、全国の美容室にメニューと技術、そしてオリジナル開発したシャンプー・トリートメントを導入して頂き、美容室の新しい”強み”をご提供しています。
強みをご提供したうえで、我々のノウハウである広告プロモーションを一貫してお手伝いしております。
今後このビジネスモデルは海外にも展開していき、日本の美容技術を世界に拡げ、これからの未来ある美容学生さん達にも繋げていきたいと考えています。