こんにちは。株式会社ケイアートファクトリー大阪支社の井上恵太です。
いきなりですが、言葉の力ってすごいですよね!!
日常の中でも、言葉で心を揺さぶられたり、言葉で心を動かされたり、言葉で心を満たされたり・・・仕事上でも、言葉を扱う事が多いので、言葉の力を日々感じています。
言葉ってそれ自体にも力がありますが、どんな立場の人が?どんな背景の人が?どんな関係性の人が?
誰がその言葉を言うかで、同じ言葉でも意味や重み、感じ方や受け取り方がまったく違いますよね。
私の会社の場合はこんな感じです。
例えば、弊社で「頼りにしている」という言葉を、関係性の違う人たちから投げかけられた時。
私の受け取り方の事例を3つ紹介します。
事例1 代表 谷和雄 の場合 (私をこの道に導いてくれた私のボスです)
事例2 制作部 山田万里子 の場合(私とは年が一回り以上も違う新人ギャルWEBデザイナー)
事例3 本部長 松田美佐子 の場合(私の良き相談相手で、上司でもあり、完全無欠の金庫番)
事例1 代表 谷和雄 の場合
「恵太!頼りにしているからな!」と言って頂いた時。
こんな顔になります。
日頃、厳しく接して頂いていて、褒められる事も年間に数回あるかどうかなので、不意に真顔で言われると、ただただうれしくなります。「やってやる!!」「どこまでもついていきます!!」という気持ちが湧き上がります。
事例2 制作部 山田万里子 の場合
「恵太さん♡頼りにしています♡」と言って頂いた時。
こんな顔になります。
年齢も1回り以上離れている若手の女性社員に言われると、単純に顔が緩みます。「どんどん、頼りにしてや!!」「何でも言っておいで!!」「僕にまかせとけ!!」自分の力以上にはりきってしまい、アップアップになります。
事例3 本部部長 松田美佐子 の場合
「けいちゃん♡頼りにしている♡」と言って頂いた時。
こんな顔になります。
「ちょっとまてよ・・」「これは何かあるぞ・・」「騙されたらあかん!」と思うのですが・・・結果、いつもその魅力的な笑顔にやられてしまいます。ほとんど場合、期限も限られた重たい仕事をふられる時によくあるパターンです。
以上の3つの事例から、言葉自体の力と、言う人との関係性は、非常に密接な関係がある。
世の中の場合はこんな感じです。
世の中には、同じ言葉でも、その言葉の重さ・深さを、言葉以上に感じさせてくれる方がたくさんおられます。
私は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組が大好きです。プロフェッショナルな仕事をされている方の、想いや信念や言葉、そして仕事の流儀を伝えてくれる密着ドキュメント番組です。
いつも録画して寝る前の子守歌がわりに、ほぼ毎晩観ています。テレビをつけっぱなしで寝てしますので、奥さんには怒られます。
番組の中から3人の方の言葉の事例を紹介させて頂きます。
事例4 職業 雑誌編集長 今尾朝子(いまおあさこ)さんの場合
事例5 職業 菓子開発/マーケター 小林正典(こばやしまさのり)さんの場合
事例6 職業 時計職人 松浦敬一(まつうらけいいち)さんの場合
事例4 職業 雑誌編集長 今尾朝子(いまおあさこ)さんの場合
毎月発行部数30万部以上の雑誌VERYの雑誌編集長をされています。
その方の言葉です。
「作っている人たちが決めつけてしまうのが一番危険、情報を毎日のように進化させなくてはならない、更新していかなくてはならない。情報が更新されてないと自分から出すプランも必然的に面白くない。」
世の中の女性の心を鷲掴みにしている雑誌編集長に、この言葉を言われると何も言えなくなります。
自分が、「分かったつもり」どころか「何もわかっていない」だなと、思い知らせられます。
「知ったかぶり」ほど、カッコ悪い事はないですね。常にいい意味で今を否定し目的に対して探究していく事で、新しい共感、新しいアイデアが生まれるのだと気づかされます。
事例5 職業 菓子開発/マーケター 小林正典(こばやしまさのり)さんの場合
百貨店などの食品売り場におかれている人気の高級路線のポッキーを開発・仕掛けた方。
その方の言葉です。
「大きな成功をつかむためには、大きく蛇行しながら、混沌としながら、議論を重ね、全身から全てを出し尽くした先に「お!それいいね」っていう瞬間が一瞬おりてくる。そこまで議論をする。」
出来レースの議論ではなく、色んな角度から、色々な考えの人から、360度の目線で目的に対して議論する。同じベクトルの中で、自分の我を通すのでなく相手の意見を受け入れながら、最高の1滴を絞り出す。商品として成果がでない時もあるでしょうが、そこで得た最高の1滴は自分たちの誇りに感じる味がすると思います。
事例6 職業 時計職人 松浦敬一(まつうらけいいち)さんの場合
広島の小さい島で時計の修理の仕事をされています。修理困難な時計が全国から送られてくる、仕上りが半年間待ちの技術を持つ職人さん
その方の言葉です。
「この時計を、どういう人が使っていたとか、親にもらった時計とか、記念にもらった時計とか、時計に対しての思いもあるし、そういうのを頭に入れてとりかからないと・・依頼者の思いに深くふれてこそ、とびきりの集中力が発揮できる。」
ただ時計を修理するのではなく、依頼者の想いや思い出をカタチにし、人生を豊かにしてあげている。その為に修理技術を探究し、他ではできない困難な修理も可能にできる技を磨きあげてきた。この方に修理できない時計は無いと思います。想いを感じる限りあきらめる事をされないと思うので。
以上の3つの世の中の事例から
言葉にその人の覚悟がにじみ出ているからこそ、人の心を突き動かす事ができる。
最後に、今、私を1番突き動かしている言葉を紹介します。
事例7 井上凜香(いのうえりこ)の場合 (私の5歳の娘)
最近、言葉を書けるようになりました。そんな彼女が手紙をくれました。
何て書いているかわかりますか?
「けいたすき ぱぱだいすき ずっとあそぼね またあそぼね りこより」と書いています。
言葉をうまく表現できなくても、想いが伝わってくる言葉は、何より心を動かされます。
おまけに・・・・特殊事例のご紹介
事例8 大阪営業部チーフ 岡本恭法 の場合
この青黒い顔をみれば、言葉にださずとも、イッパイイッパイな事がわかります。