お久しぶりです、大阪支社WEBギャルこと山田万里子です。
突然ですが皆さんは今までの人生で100km歩いたことはありますか?100km歩くといっても全く距離感や、しんどさってピンとこないと思います。
そうです、私も始めは全くピンときませんでした。まさかあんな地獄を見るとは…
2015年10月17日(土)、18日(日)。今年でめでたく第20回を迎えた、
「三河湾チャリティー100km歩け歩け大会」
土~日曜の2日間、ただひたすら愛知県の三河湾沿い100kmを歩くというチャリティーイベントです。弊社ケイアートは毎年このイベントに参加しており、今春入社した私もついにこのイベントに参加することに。
いつも通り金曜の勤務後、愛知県に前夜入りし上司の家に泊めて頂き、朝は5時起床。
ゴール前はもうこれからどんな恐ろしい思いをするのか・・・・・
そう考える反面、久しぶりに会えた他支社のメンバーと楽しく集合写真。
とにかく100kmをなめて浮かれる。そうこうしているうちに午前8:40、いよいよスタート!地獄の2日間の始まりです!いえーい!
同期3人で仲良く歩く♪とにかく浮かれる15km地点♪
「次のコンビニでアイス買ってアイスパーティしよ〜」
アイスパーティ実施。とにかく浮かれる♪
「50km着いたら酒パーティしよ〜まじ頑張ろ〜」
「やっぱ酒は暗くなってからやよね〜」
(・・・・・しかしこの時3人は足の傷みに気づかないふりをして歩く。)
(・・・・・そしてまたこの時3人は大幅に遅れていることに本当に気づいていない。)
そうなのです、この100kmイベント。ただ100km完歩すればいいというわけではないのです。
100km間にいくつかチェックポイントが設置されており、そのチェックポイントを指定された時間内に到達できない場合はその時点でリタイアになるのです。
そう、このアイスパーティを実施中の私達。実は第1チェックポイントにすら間に合うか際どいぐらい遅れてます!!
そのやばいという状況を教えて下さったのは、偶然遭遇したケイアート名古屋支社、WEB課のお二人でした。先輩Gさんを先頭にその後無事チェックポイントに到達。(本当に本当にありがたい涙)
そして痛い足を引きずりながらひたすら歩く・・・・・
30km、40km、50km・・・・・
身体はもう限界で、今にも泣きそうになりながら、、、お互いに声を掛け合いながら、、、ちょっとずつ前へ前へ進み、あたりはもう真っ暗な午後20:00。
予定では酒パーティしているはずの時間。
そしてこの頃から、支え合って歩いていた5人がバラバラに・・・・。
ついにWEBギャル1人に!!!!!!!!ここで1つ言えること。1人で歩くのって本当につらいんです!!!
もうただ悲しくなって、もう帰りたい足痛い寝たい寒いツラい・・・とか
ひたすらネガティブになるんです。(あととにかくチェックポイントの重要度大きい)
足もそろそろ限界や・・・どうしよ。
そんな時、過去に参加された先輩からの助言を思い出す。
「ロキソニンとエナジードリンクを同時に飲むと覚醒する」 と。
ロキソニンは足の痛みに効くから常備しときなさい、と言われケイアート参加者はほぼ全員持っていたのではないでしょうか。
1人でトボトボ歩いていたことでチェックポイントに間に合うかも際どくなり・・・。ここでついにWEBギャル覚醒技(ロキソニン×エナジードリンク)を使用することに。
覚醒技を使用し15分後・・・・
ついに覚醒。午前1時。
もう痛みもツラさも何もなくなる。楽しくて楽しくてたまらなくなり、痛かった足で何故かスキップができる。
音楽を聴きながらエナジードリンク片手に歌う歌う。
まさに頭のおかしいスターモード。
(スターモードの詳細は前回のブログで→http://k-art-factory.jp/blog-contents/yamada-mario/)※その後2回覚醒モードを繰り返す
しかし覚醒モードは長く続かず。その後も何度も苦しめられながら、朝を迎え、気づけばもう80kmまで歩いた〜。
この頃の私は泣きながら両親に電話をかけたり、付き添って歩いて下さった上司としりとりをしたり、とにかく誰かの支えがないと歩けない状態にまでなり・・・。
そしてなんとか90kmまで到達!あと10km!
しかし!この10kmが今までの中で1番しんどいんです!
この頃、既に他のメンバーはゴールしており、残るは私だけ。
ケイアート参加者で最も早くゴールした同期のKちゃん、そして一緒にゴールまで行こうと言って下さり私を待って下さっていた先輩Sさん、既にゴールし終え、私を応援しに来て下さったYさんの4人でゴールを目指すことに。
先輩方のおかげで残りもうあと500m!!もうちょっと〜!
先輩Yは私のことを気遣い、スマートフォンでゴールまでの距離を見せてくれました。
もう残り500m・・・しかし私の頭の中では。
この時、足の痛みが限界で歩幅5が5cmだった私の頭はパニックに。何故か急に貧血を起こし吐き気を催し座り込む。(ゴール寸前であいつやばくね、と他の参加者に小声で叩かれる)
その後・・・・
励ましてもらいながら、先にゴールしたメンバーに迎えられ・・・
ゴール!!!
見事100km完歩!歩行時間26時間52分でした!その後、大阪支社組はサポーターの方々に送って頂き大阪へ。
そして次の日も普通に出勤!
100kmの後遺症は想像以上でもう全く歩けない!!!!※この後閲覧注意!
あれ?!足がっ!!!!!!!!!??
その後、後遺症は1ヶ月ほど続き・・・今ではもう人間の足に戻りました。
正直このイベントにかけたお金は想像以上で・・・
参加費
道具費
交通費
タク代
治療費
その他・・・・
でもこの経験で得られたものはもっともっとたくさんで、お金では得られないものをたくさん得ました。
何より1番得たのは人の温かさや優しさ。
特に一晩中付きっきりで全員をサポートして下さった先輩方。サポート隊の方々いらっしゃらなかったら誰もがゴールできなかったと思います。
何千人といる参加者の中から、痛みで苦しんでいる私達を見つけて下さるすごさは感無量です。
ツライなと感じた時に現れて下さったり、寒い中温かい豚汁作って待って下さったり、一人ひとり家まで送って下さったり・・・本当に最初から最後までお世話になりっぱなしでした。
また会社の方からのメッセージ付ドリンク。このメッセージの読みながら泣きながら握りしめながら・・・本当に元気をもらいました。
もうツラすぎてツラすぎて、人間の身体の限界を感じましたが、
本当に参加してよかったなと思える経験になりました。
何よりも温かい会社に恵まれたことに感謝!
次は私もサポーターとして参加できたらなと思います(予定)