デザイナーが激白する 広告制作におけるNG写真とは?

こんにちは、大阪支社 デザイナーの河本です。さて今回は「広告制作におけるNG支給写真」についてお話したいと思います。

これからチラシやDM、リーフレットなど広告制作を考えている美容師さんに、「こんな写真は実は広告には不向き」という例を、デザイナー目線でご紹介させて頂きます。

モデル撮影写真や店舗写真、スタッフさんの写真など、写真を支給して頂く機会が多々あります。

もちろん私たちはプロですので、少しでも良い広告物になるよう、加工や補正・合成などは常に行います。

しかし、稀に、「これは加工には限界がある…!」というお写真が送られてきてしまう場合があります。

事例1…とにかく暗い

kawamoto-photo1

この写真は極端な例ですが、例えば雨の日の店内で撮影すると、このようなことになりがちです。

せっかくのお店が暗く見えてしまうのはもったいない!撮影をする時は、照明や天気なども気にしてみることをオススメします。

事例2…どアップすぎる(余白がない)

kawamoto-photo2

これはスタッフ写真やモデル撮影写真を支給頂く際に本当に、よくあります!

単体で見るとあまり違和感はない?と思いがちですが、これが実際に広告物に反映されるとこうなります。

スタッフ写真

kawamoto-photo1

ほら、大阪花子さんだけがドアップ!これはみんなと同じ横幅に合わせると、これ以上引くことができないからです。

先にスペースを確保し、後から写真を支給して頂く場合に起こりがちです。

人やモデル写真は極力、どこでトリミングされても大丈夫なように、少し引きぎみを意識して撮影することをおオススメします。

同様に、頭や体が切れてしまっている写真も、使えるスペースが限られてきてしまうので、気をつけたいポイントです。

事例3…画像が小さすぎる(粗すぎる)

kawamoto-photo5

「おっ、お客様から写真きたな~どれどれ…って小っさぁ!!!!

うう…とりあえず無理やり大きくしてはめてみるかな…」

kawamoto-photo3

はい、ガビガビです。せっかくの笑顔もぼやけていますね。こうなると再度支給して頂かないといけなくなります…

ちなみに、今時のカメラやスマホなら普通に撮影するとサイズはだいたい大丈夫ですが、ネットから引っ張った写真などは解像度が落ちていますので、粗いです。

よく「ネットから取って下さい」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、チラシなどの大きい媒体で使用する際には、オススメできません。もちろん、許可なしにネットから写真をとってくるのはNGですよ!

事例4…アプリ等で加工されている。

kawamoto-photo6

最近よくあるのがこの事例。インスタグラム等、加工アプリで既に加工されている写真。

もちろん単体で見るとオシャレなのですが、先ほどのどアップ写真でも見たように、広告物では全体のテンションを合わせてあげないと、浮いて見えてしまいます。

例えば名刺などで個人の撮影した写真を使いたい!なんて時はすごく良いと思いますが、チラシなど、何かの一部に使う場合はあまりオススメしません…

他にもこんな声が…

この機会に他のデザイナーにも聞いてみたところ、

  • 背景が濃すぎる(黒っぽい壁など…)
  • スタッフ写真で、一人だけ横を向いている写真(合わせたほうが好印象)
  • モデルの服の色が派手すぎる(服の色は意外とデザインに大きく影響します!)

などなどの意見がありました。

美容師さんはサロンワークで忙しいのに、合間に支給して頂けることに本当に感謝しています!

いつもご協力頂き、本当にありがとうございます。私たちデザイナーの願いは、良いものをつくりたい!その一心です。

これからの広告制作に、この記事が少しでも役立てば嬉しく思います。

最後まで見ていただき、ありがとうございました♪


SNSでもご購読できます。